
一言で言うと、
神戸市中央区は、エリアによって地震の揺れや液状化・浸水・津波のリスクが変わります。
1995年の阪神・淡路大震災では、ポートアイランドで大規模な液状化・噴砂・沈下が発生し、ポートライナーの復旧に長い時間がかかりました。1967年7月の豪雨では、生田川上流の斜面が崩れて21名が亡くなっています。
住む場所を決める前に、台地か低地・埋立地かをハザードマップで確認しておくのが、いちばんの備えになります。
神戸市中央区の防災リスク早見表
各市区の公式ハザードマップが示す想定区分をもとにした5段階表示です。同じ市区内でもエリアによって差があるので、目安としてご覧ください。
神戸市中央区の地形と成り立ち
神戸市中央区は、三宮の都心と港湾をあわせ持つ区です。北に六甲山系、南に大阪湾、沖合に人工島「ポートアイランド」「神戸空港島」があります。生田川が南へ流れ、旧居留地から臨海の埋立の低地が広がります。
都心の低地、臨海の人工島、北部の山麓と、地形が大きく異なります。住む場所によって、内水・液状化・津波・土砂のどれに注意すべきかが変わります。
▲ 神戸市中央区周辺の空中写真。エリアによる地形の違いが見てとれます。 地図はドラッグ・ズームで動かせます。出典:国土地理院「地理院地図」
過去の災害に学ぶ
1995年の阪神・淡路大震災では、ポートアイランドで大規模な液状化・噴砂・沈下が発生し、ポートライナーの復旧に長い時間がかかりました。1967年7月の豪雨では、生田川上流の斜面が崩れて21名が亡くなっています。
臨海の人工島・埋立地は液状化に、北部(新神戸・布引方面)の山麓は土砂災害に注意が必要です。生田川ぞいや都心の低地は、大雨のときの内水にも留意したいところです。
※参考:神戸市 くらしの防災ガイド(中央区)。数字は各種資料をもとにしたもので、資料により多少の幅があります。
神戸市中央区のハザードマップの見方
神戸市のくらしの防災ガイド(中央区版)で、津波・洪水・内水・高潮・土砂災害を確認できます。ポートアイランドなど臨海埋立は液状化・津波・高潮、北部の山麓は土砂災害、都心低地は内水、と分けて見るのがコツです。
津波・高潮は2023年の防潮堤対策の完了で、居住区は浸水しない想定とされます。ただし港湾・水際は浸水の可能性があるため、住む番地でマップを確かめておきましょう。
浸水のふかさや液状化・津波のしやすさはエリアで変わるので、気になる物件の番地で、実際のマップを開いて確認しておくと安心です。
▲ 神戸市中央区周辺の洪水・内水の浸水想定(想定最大規模)を表示しています。地図はドラッグやズームで動かせます。 左の「災害種別で選択」から高潮・津波・土砂災害・地形分類にも切り替えられます。
出典:国土地理院「重ねるハザードマップ」
※参考:神戸市 くらしの防災ガイド(中央区)/標高は地理院地図で確認できます。
神戸市中央区で住む・引っ越すときのチェックリスト
最後に、神戸市中央区で住まいを選ぶ・引っ越すときに確認しておきたいことをまとめます。
🗺 番地単位でハザードマップを確認する
台地か、低地・埋立地かで、地震の揺れや液状化・浸水のリスクが変わります。
市区の水害・液状化・津波ハザードマップを、気になる物件の番地で確認しておくと安心です。
📋 重要事項説明で地盤・水害の説明を聞く
不動産取引では、水害ハザードマップや液状化・地震の情報が説明されます。
流し聞きせず、物件の位置をその場で一緒に確認しておくと安心です。
🏠 心配なら地盤調査・対策履歴を確認する
個々の宅地の地盤や対策の履歴は、公開マップだけでは分かりません。
気になる場合は、地盤調査の報告や造成・対策の履歴を確認しておくと安心です。
神戸市中央区で備えたい防災グッズ
🎒 最低限そろえておきたい防災グッズ
目安は「1人あたり最低3日分(できれば1週間)」です。まだ何もそろえていない人は、まずここから。
※乳児のミルク・おむつ、持病の薬など、家族構成に合わせて調整を。備蓄は定期的に賞味期限をチェック。
出典:首相官邸「災害が起きる前にできること」/内閣府防災「災害に備えて」(水の「1人1日3L」は農林水産省による)
兵庫すまいラボおすすめ|まず備えたい防災3点
大地震や台風で断水・停電が広い範囲におよぶときには、「①持ち出し一式 ②水で作れる食料 ③電源」の3つを先に押さえておくと安心です。
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まとめ|神戸市中央区の防災は「自分の番地」で確認する

神戸市中央区は、台地か低地・埋立地かでリスクが変わる街です。
だからこそ、住む場所を決める前に、市区のハザードマップで「自分が住む番地」がどんな地形かを確認しておくことが、いちばん確実な備えになります。
