
西宮市の支援制度、ざっくり言うと
令和8年1月1日から、こども医療費が高校生まで完全無料になりました。市の言葉で「年齢・所得区分に関係なく一部負担金(外来・入院)が無料」。西宮市の制度に所得制限はありません。
止水板の設置に上限50万円、雨水タンクに上限3万円。近隣の尼崎市・芦屋市では個人向けの水害対策助成を確認できず、金額まで明記されているのは西宮だけです。
学校給食費は小学校が1食50円(月約1,000円)、中学校が1食205円(月約4,100円)。完全無償ではありませんが、中学校は市独自に半額程度まで下げています。
移住支援金は、市内でも塩瀬・山口の北部地域に限られます。単身60万円・2人以上100万円で、18歳未満の子1人につき30万円が加算されます。
令和8年9月から、国保の人間ドックに脳検査を含むコースが新設されました。
📌 申請前に必ず公式サイトで確認を
このページの金額・対象・申請期間は2026年9月時点でまとめたものです。補助金・給付金は年度ごとに内容が変わり、予算の上限に達すると年度の途中でも受付が終了します。申請を考えるときは、必ず各制度の西宮市公式ページ、または担当窓口で最新の情報を確認してください。
ここからは、西宮市の主な補助金・給付金を「住宅」「子育て」「結婚・移住」の3つのジャンルに分けて紹介します。それぞれのカードから、西宮市の公式ページに進めます。
🏠 住宅・リフォーム・省エネの補助金
🌊 止水板設置助成制度【上限50万円・1月31日まで】
助成額:購入費と工事費の合計の2分の1・上限500,000円(1,000円未満は切り捨て)★条件:助成の対象区域内であること。原則として金属製で、取り外し・移動ができるもの建物の条件:建築確認申請の許可日が平成28年5月1日以前の建物★注意:必ず購入・設置工事の前に申請してください受付:毎年度、翌1月31日まで。予算に達すると早期終了します窓口:上下水道局 下水計画課(0798-32-2264)
💧 雨水タンク助成制度【上限3万円・1月末まで】
助成額:購入費と工事費の合計の2分の1・1件あたり上限30,000円対象:貯留槽の容量が100リットル以上の市販品で、散水が目的のもの住宅の種類:戸建・集合住宅のどちらでも使えます受付:毎年4月1日〜翌1月末日窓口:上下水道局 下水管理課(0798-32-2262)
⛰ 土砂災害特別警戒区域内の住宅補助
防護壁等の整備:費用の2分の1かつ75万円以下(市長が認めた場合は150万円以下)★移転等の支援:除却費用、利子相当額(年利8.5%を上限・1戸あたり731万8千円上限)、代替住宅の建設・購入費1戸200万円上限対象:土砂災害特別警戒区域内で、区域指定の前から存在する建築物。西宮市民であること注意:申請期間は市のページに明記がありません。建築指導課へお問い合わせください窓口:建築指導課(0798-35-3705)
☀️ 自家消費型の住宅用太陽光発電設備等導入補助【12月1日まで・残りわずか】
太陽光:7万円/kW(上限5kW)=上限35万円蓄電池:対象価格の3分の1(上限14.1万円/kWh・5kWh)=上限23.5万円★条件:発電した電力の30%以上を自家消費すること。市内の自己所有・自己居住の戸建が対象★予算残:令和8年8月31日現在で4,702,000円。残りわずかです受付期間:令和8年5月13日〜12月1日注意:国の他の補助金とは併用できません。県税・市税の滞納がないこと窓口:環境企画課(0798-35-3818)
🏡 戸建住宅のZEH化・窓リノベ促進補助【先着順】
ZEH/ZEH+:一律20万円窓リノベ:一律1万円★条件:国の補助金の交付額確定通知(通知日が令和8年4月1日以降のもの)が必須です予算:合計330万円(ZEH 300万円・窓30万円)。先着順で予算がなくなり次第終了受付期間:令和8年7月22日〜令和9年3月23日
🏚 住宅の耐震化補助【11月30日終了予定・金額は本文になし】
メニュー:耐震改修計画策定費/耐震改修工事費/簡易耐震改修/屋根軽量化/除却★正直にお伝えします:各メニューの補助上限額が、市のページ本文に記載されていません(パンフレットや申請書類のPDFにのみ載っています)。このページでは金額を書いていません対象:昭和56年5月以前に建てられた住宅★受付:6月1日受付開始・11月30日終了予定で先着順注意:交付決定の前に契約・支払いをすると対象外になります。国の補助事業とは併用できません窓口:建築指導課(0798-35-3707)
🔨 住宅リフォーム助成事業【令和8年度の募集は終了】
補助額:工事経費の10%・最高15万円条件:市内の施工業者に依頼し、工事経費40万円以上。令和9年3月1日までに完了すること★状況:2次募集は令和8年7月24日〜8月31日で終了しています選考:約100名・抽選ひとこと:抽選制で年に複数回募集があるので、来年度は募集開始の告知を追ってください窓口:商工課(0798-35-3641)
♿ 人生いきいき住宅改造助成事業【「個人型」は終了しました】
★重要:「個人型」は令和7年度をもって終了しています現在あるもの:「特別型」(要介護認定者・身体障害者手帳をお持ちの方がいる世帯)と「共用型」(分譲マンションの共用部)の2つ注意:助成の上限額は市のページ本文に記載がありません窓口:高齢介護課(0798-35-3048)/障害福祉課(0798-35-3157)/すまいづくり推進課(0798-35-3778)
👶 出産・子育ての支援
🏥 こども医療費助成【令和8年1月から高校生まで完全無料】
★変更点:市の原文で「令和8年1月1日から、高校生世代までのお子様を対象に、年齢・所得区分に関係なく一部負担金(外来・入院)が無料となりました」対象年齢:0歳から高校3年生まで(18歳に達する日以後の最初の3月31日まで)。高校等に通っていないお子さんも対象です★所得制限:西宮市の制度に所得制限はありませんひとこと:外来も入院も自己負担ゼロで所得制限もないというのは、近隣3市の中で最も手厚い水準です
🍽 学校給食費【小1食50円・中1食205円】
★小学校:保護者負担 1食50円(月額はおよそ1,000円)★中学校:保護者負担 1食205円(月額はおよそ4,100円)小学校の仕組み:国の支援基準額(1人あたり月5,200円)を超える部分を保護者が負担します。給食の質を優先した結果、完全無償にはしていません中学校の仕組み:市独自の施策として、国の臨時交付金を使って保護者負担を半額程度に軽減していますひとこと:尼崎市は小学校が完全無償ですが、西宮は「質を優先して一部負担を残す」考え方です窓口:教育委員会 学校給食課(0798-35-3861)
🤰 妊婦のための支援給付【デジタルギフトも選べます】
1回目:現金5万円、またはデジタルギフト5万円分2回目:出生した子1人あたり5万円対象:産科医療機関などで胎児の心拍を確認した妊婦。流産・死産・人工妊娠中絶の場合も対象です対象外:里親は対象外です申請:「にしのみやスマート申請」から
🤱 産後ケア事業
宿泊型:課税世帯 3,000円/日(非課税・生活保護750円)通所型:課税世帯 500円/時(非課税・生活保護125円)訪問型:課税世帯 1,000円/時(非課税・生活保護は無料)回数:宿泊型と通所型あわせて7日以内、訪問型は7日以内対象:市に住民票があり、生後1年以内。流産・死産から1年以内の方も対象です
👫 不妊治療のペア検査助成【令和9年3月31日消印有効】
助成額:保険適用外の費用の10分の7・上限5万円(ご夫婦1組につき通算1回)条件:市内在住で法律婚または事実婚。妻が検査開始時に43歳未満。夫婦そろって受診(別々なら3か月以内)★期限:令和8年4月1日〜令和9年3月31日の検査が対象。申請期限は令和9年3月31日消印有効不育症について:不育症治療支援事業・不育症検査費用助成の制度はありますが、金額を市のページ本文で確認できませんでした窓口:保健所健康増進課(0798-26-3667)
👂 軽度・中等度難聴児の補聴器購入費等助成
助成額:耳かけ型補聴器 1台40,000円など対象:身体障害者手帳の交付対象とならない軽度・中等度の難聴児(0歳〜おおむね18歳)注意:所得制限については市のページ本文に記載がありませんあわせて:高齢者向けの補聴器助成は、市公式サイト上で確認できませんでした窓口:障害福祉課(0798-35-3157)
👪 ひとり親家庭等医療費助成
外来:1日800円を限度に月2回まで(低所得の認定を受けた場合は1日400円を限度に月2回まで)入院:1割負担で月額3,200円が限度(低所得の認定時は月額1,600円)★所得制限:扶養親族なし 208万円未満/1人 246万円/2人 284万円窓口:医療助成課
🩺 国保の人間ドック受診費用助成【9月に脳ドックコース新設】
助成:年度に1回。機関やコースによって金額が異なります例:医師会診療所Aコース 7,480円/Cコース 17,200円〜52,800円★新設:令和8年9月より、医師会診療所のCコース・スペシャルコースに脳検査を追加したコースが新設されました窓口:国民健康保険課(0798-35-3115)
🎓 奨学金【高校生は給付型・大学生は貸付型】
高校生向け:給付型。令和8年度に高等学校に在学し、経済的な理由で修学が困難な方大学生等向け:貸付型です★正直にお伝えします:金額と所得要件が市のページ本文になく、募集要項のPDFにのみ載っています。このページでは金額を書いていませんあわせて:就学奨励金(給食費・学用品費などの一部援助)もありますが、こちらも金額を確認できませんでした窓口:教育委員会 学事課(0798-35-3817)
💍 結婚・移住・定住の支援
🚚 西宮市移住支援金【北部地域(塩瀬・山口)限定】
単身:60万円2人以上の世帯:100万円★加算:18歳未満の帯同者1人につき30万円★対象地域:塩瀬支所・山口支所の管轄区域(北部地域)に限られます。市内でもそれ以外の地域は対象外です対象者:東京23区内に過去10年で通算5年以上、かつ直前1年以上住んでいた方条件:2023年4月1日以降に転入し、転入後1年以内に申請。5年以上住み続ける意思。就職・テレワーク・起業などの就業要件あり受付:各年度の4月1日〜2月末日ひとこと:中核市でありながら山間部の人口維持を狙った、西宮らしい地域限定の設計です窓口:政策推進課(0798-35-3666)
🔎 結婚新生活支援事業について
結婚新生活支援事業は、西宮市の公式サイト上で確認できませんでした。近隣では加古川市・高砂市・播磨町がいずれも最大60万円で実施していますが、阪神間の3市(尼崎・西宮・芦屋)ではいずれも見つかりませんでした。西宮で使える転入支援は、上で紹介した移住支援金(北部地域限定)になります。ただし市が「実施していません」と明記したページはないため断定はしません。気になる方は市の窓口に確認してください。
タイプ別|あなたが対象になりそうな制度
「結局どれが自分に関係あるの?」という人向けに、暮らし方のタイプごとに、チェックしたい制度をまとめました。
👶 子育て世帯の方
・こども医療費は令和8年1月から高校生まで完全無料・所得制限なし・給食費は小学校1食50円(月約1,000円)/中学校1食205円(月約4,100円)・妊婦支援給付は現金かデジタルギフトを選べます(1回目5万円+2回目 子1人5万円)
🌊 武庫川の近くなど浸水が心配な人
・止水板の設置助成 上限50万円(購入・工事の前に必ず申請)・雨水タンク助成 上限3万円(容量100リットル以上の市販品)・どちらも助成対象区域があるので、まず自宅が該当するか確認を
⛰ 山手の斜面地にお住まいの方
・土砂災害特別警戒区域内なら防護壁等の整備に75万円(市長認定で150万円)・移転する場合は利子相当額が1戸731万8千円上限、代替住宅に200万円上限・申請期間がページに書かれていないので、建築指導課へ問い合わせてください
☀️ 太陽光・ZEHを検討している人
・太陽光7万円/kW(上限35万円)+蓄電池上限23.5万円。予算残470万円で12月1日まで・ZEHは一律20万円、窓リノベは一律1万円(先着順・予算330万円)・ZEH・窓リノベは国の補助金の交付額確定通知が必須です
🚚 東京23区から移り住む方
・移住支援金は単身60万円・2人以上100万円+18歳未満の子1人につき30万円・★対象は塩瀬・山口の北部地域のみ。市内でも他の地域は対象外です・東京23区に過去10年で通算5年以上、直前1年以上の居住が条件です
申請するときに気をつけたいこと
補助金・給付金を使うときは、次の3点をおさえておくと失敗しにくくなります。
⏰ ①「予算がなくなり次第終了」の制度がある
省エネ設備の補助や住宅系の支援は、年度ごとに予算の枠が決まっています。人気の制度は年度の途中で受付が終わることもあるので、早めの確認・申請が安心です。
📄 ②「工事や契約の前」に申請が必要なことが多い
リフォームや設備の導入、耐震診断・改修は、契約や着工の前に申請(や事前相談)が必要なケースがよくあります。動き出す前に、対象になるか・申請の順番はどうかを必ず確認しましょう。
🔗 ③ 最新情報は必ず公式ページで
金額・対象・期間は年度ごとに変わります。このページはあくまで入り口として使い、申請時は各制度の公式ページや担当窓口で最新の内容を確認してください。
まとめ|西宮市の補助金は「使えるものを知る」ことから
西宮市でいちばん大きいのはこども医療費が令和8年1月から高校生まで完全無料になったことです。市の言葉で「年齢・所得区分に関係なく一部負担金(外来・入院)が無料」。西宮市の制度に所得制限はありませんと明記されています。外来も入院も自己負担ゼロで所得制限もないというのは、阪神間の3市で最も手厚い水準です。
西宮のもうひとつの強みが水害対策です。止水板の設置に上限50万円、雨水タンクに上限3万円。尼崎市・芦屋市では個人向けの水害助成を確認できなかったので、金額まで明記されているのは3市で西宮だけでした。ただしどちらも購入・工事の前に申請する必要があります。あとからでは間に合いません。
給食費は完全無償ではありません。小学校が1食50円、中学校が1食205円。市は「給食の質を優先した結果」と説明していて、尼崎市が小学校を完全無償にしているのとは考え方が異なります。中学校については市独自に半額程度まで下げています。
東京23区から移り住む方には移住支援金がありますが、対象は塩瀬・山口の北部地域に限られます。市内でも他の地域に転入した場合は対象外です。中核市でありながら山間部の人口維持を狙った、西宮らしい設計と言えます。
ひとつお断りしておきます。住宅の耐震補助と奨学金は、金額が市のページ本文になくPDFにしか載っていません。このページでは推測で金額を書かない方針なので、数字を出していません。耐震は建築指導課、奨学金は教育委員会の学事課にお問い合わせください。なお耐震補助は11月30日で終了予定の先着順です。
金額や受付期間は年度ごとに変わります。このページは入り口として使っていただき、申請するときは必ず各制度の公式ページで最新の内容を確認してください。
