
このページでわかること
兵庫県内8市町の補助金・給付金を1本ずつ調べて、金額と条件が公式サイトで確認できたものだけを並べました。
同じ兵庫でも、太陽光の補助は1kWあたり14万円の市と2万円の町で7倍の開きがあります。空き家の改修も255万円出る町と、制度が見当たらない市に分かれます。まずは自分の市町に「あるのかないのか」を確かめてください。
市町の制度とは別に兵庫県の制度もあります。ただしその多くは窓口が市役所・町役場です。県庁に行っても手続きできないので、あわせて確認しておきましょう。
📌 このページの使い方
ランキングは公開済みの8記事から、公式サイトで金額を確認できたものだけを機械的に抜き出して作っています。ただし「その市町に制度がない」ことと「市町のサイトに書かれていない」ことは違います。このページで「確認できませんでした」と書いているものは後者で、実際には窓口に聞けば使える制度があるかもしれません。最終的な判断は、必ず各市町の担当課に確認してください。
☀️ ランキング①|市町が独自に出している太陽光の補助
8市町の中で、金額の差がいちばん極端に出るのがこれです。
1kWあたりの単価で7倍、1戸あたりの上限額でも10倍の開きがあります。
ここでは「1戸あたり最大いくら受け取れるか」=上限額で並べました。
ひとつ大事な前提があります。兵庫県にも太陽光の補助があり、こちらは市町が窓口です。
そのため「市の補助」として案内されていても、中身は県の制度ということがあります。
この一覧は、県の制度とは別に市町が自前で出している分だけを並べています。
★尼崎市・西宮市をこの一覧に入れていない理由
尼崎市と西宮市の「7万円/kW・上限35万円」を、この一覧には入れていません。これは市が独自に決めた額ではなく、兵庫県の「自家消費型住宅用太陽光発電設備等導入補助事業」を市が窓口になって実施しているものだからです。同じ条件の県の補助は令和8年度に県内29市町で実施されていて、高砂市と播磨町も実施市町に入っています。町独自の補助とは条件が違うので、どちらが使えるかは必ず窓口で確認してください。なお神戸市には市独自の設置補助が確認できませんでした(あるのは「グループパワーチョイス」という共同購入の枠組みで、補助金ではありません)。神戸市・明石市・芦屋市・加古川市は、県の補助の実施市町一覧にも掲載がありません。
注意していただきたいのは、どの市町も予算枠が小さいという点です。
芦屋市のZEH補助は約10件、高砂市は予算を超えた日の分が抽選になります。
明石市は9月3日時点ですでに7割が消化済みで、尼崎市にいたっては総額351万円=およそ6件分しかありません。
「年度末までに考えよう」では間に合いません。
🏘 ランキング②|空き家を買って直すときのお金
中古の一戸建てを買って住もうと考えている人にとって、いちばん効くのがこの補助です。
東播磨の町のほうが、阪神間の市より手厚いという、少し意外な結果になりました。
★この一覧に神戸市を入れていない理由
この順位は「自分が住むために空き家を買って直す」補助にそろえています。神戸市にも空き家の改修補助(最大200万円)がありますが、こちらは社会貢献活動や地域活動に2年以上使うことが条件で、自分が住む目的では使えません。目的が違うので同じ表には並べていません。明石市・西宮市・芦屋市では、個人向けの空き家改修補助を市の公式サイト上で確認できませんでした。
共通する条件として、空き家バンクへの登録・築20年以上・水回りを10年以上更新していないことを
求める市町が多くなっています(高砂・加古川・播磨)。
つまり物件を買う前に、その家が対象になるかを調べておく必要があるということです。
契約してから相談しても間に合わないので、購入を考えた段階で担当課に電話するのが確実です。
🍽 8市町の学校給食費 早見表
小学校の給食費は、8市町のうち6つがすでに0円です。
これは国の「学校給食費の抜本的な負担軽減」が小学校を対象にしているためで、
市町が特別に頑張っているわけではありません。
差がつくのは中学校のほうなので、順位ではなく小中まとめて横並びにしました。
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中学校まで0円にしているのは明石市と播磨町の2つだけです。
とくに播磨町は、国の交付金が小学校しか対象にしていないため、
中学校ぶんを町の独自財源でまかなっています。人口3万人台の町としては大きな判断です。
神戸市の170円、尼崎市の181円、西宮市の205円は、無償ではなく市が半額程度まで下げた結果の額です。
加古川市は小学校が0円ですが、市が「令和9年度以降については未定」と明記しています。
面白いのは芦屋市が「あえて無償化しない」と明言していることです。
市の言葉で「一部保護者負担を頂くことで、手作りで安心・安全な質の高い給食を提供」と説明しています。
西宮市も同じく質を優先して小学校に1食50円の負担を残しています。
無償化していない=支援が薄い、とは限らないという例です。
🔍 「ある・ない」で見る4つの制度
金額は年度で変わりますが、そもそも制度があるかないかはそう簡単には変わりません。
探しても見つからずに時間を使いがちな4つを、8市町ぶん並べました。
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※「確認できず」=各市町の公式サイト本文で確認できなかったという意味で、制度が存在しないと断定するものではありません。「—」は今回の記事で扱っていない項目です。
★とくに注意|「隣の市にあるから」で探すと空振りします
結婚新生活支援は、東播磨の加古川市・高砂市・播磨町が3つとも最大60万円で実施している一方、阪神間の尼崎市・西宮市では確認できませんでした。そして神戸市は「結婚新生活支援事業ではなく『住みかえーる』を実施しています」と公式に明記しています。感震ブレーカーの補助についても、神戸市は「実施しておりません」とはっきり書いています。ないことを先に知るだけで、探す時間を丸ごと節約できます。
★芦屋市の結婚新生活支援だけ判断を保留しています
兵庫県のページに載っている実施市町の一覧には芦屋市の名前があります。ただしその一覧は令和7年度のもので、2026年9月時点でも令和8年度版に更新されていません。そして芦屋市の公式サイトでは、この制度のページを見つけられませんでした。県の一覧にあるからといって今年度も実施しているとは限りません。芦屋市で結婚を機に引っ越す予定がある方は、金額を期待する前に市の担当課へ確認してください。
🏛 市町の制度の前に、兵庫県の制度も確認を
ここまでは「市町の制度」の話ですが、兵庫県にも県の制度があります。
ただしその多くは、県が市町にお金を出して、実際の窓口は市役所・町役場という形です。
県庁に問い合わせても手続きはできません。
たとえば、耐震の補助がわかりやすい例です
- 8市町の耐震改修工事費の上限は115万円か130万円に集まっています(神戸・尼崎・芦屋が115万円、明石・加古川・高砂が130万円)。市町ごとにバラバラではなく、金額がそろっているのは、これが県の枠組みに沿った補助だからです
- シェルター型60万円・防災ベッド10万円という定額メニューも、複数の市町でまったく同じ額で出てきます
- その中で神戸市だけが令和8年10月から「2000年基準」まで対象を広げます。事前協議は9月1日から始まっています。こうした市独自の上乗せ・前倒しが、県の枠組みの上に乗る形です
県と市町のどちらの制度なのか、どこに申請するのかは、別のページで整理しています。あわせてご覧ください。
📍 エリア別|8市町の補助金ページ一覧
お住まいの市町、または引っ越しを考えている市町のページからどうぞ。
神戸エリア
阪神エリア
東播磨エリア
まとめ|「ない」ことを先に知るだけで時間が節約できる
8市町を調べて強く感じたのは、人口の多い市が手厚いとは限らないということです。
空き家の改修で最も手厚いのは人口3万人台の播磨町(255万円)でしたし、
給食費を小中とも0円にしているのも明石市と播磨町でした。
逆に、制度の数そのものが少ない市もあります。
芦屋市は市独自の太陽光補助が8市町で最も高い一方、止水板・ブロック塀撤去は公式サイトで確認できず、
東京圏からの移住支援金にいたっては県の対象市町から外されています。
「大きい市だから何でもあるはず」と思って探すと、時間を使ってしまいます。
もうひとつ。締切のある制度は、思っているより早く終わります。
明石市の耐震補助・リフォーム助成・人間ドックは、9月の時点ですでに令和8年度の受付が終わっています。
加古川市の高効率給湯器も終了、尼崎市の住替え補助は先着240世帯が満員です。
気になる制度が見つかったら、締切を待たずに動くのが確実です。
金額・条件・受付期間は年度ごとに変わります。
このページはあくまで入り口として使っていただき、
申請するときは必ず各市町の公式ページと担当課で最新の内容を確認してください。
